血中にある尿素や老廃物などの毒素をろ過して、尿として排出させ、体液の健全性を保つ腎臓は、生きていくうえで重要な内蔵のひとつです。
腎臓の主な疾患は、腎不全や腎臓結石などがありますが、とくに腎不全などの腎炎で人工透析を長期に渡り行った患者に発症しやすのが腎臓癌です。
また喫煙や、解体、塗装、化学工場など周囲の空気の環境の悪いところを永年職場としている人にも多く発症するといわれています。
血中の毒素をろ過し続けているわけですから、尿として排出できなかった毒素が腎臓に貯まるためといわれています。
しかし、腎臓の病の中で、腎臓結石以外は、自覚症状が現れにくく、特に腎臓癌は、基本的な検診項目に入っていないこともあり、発見しにくい癌です。
しかし、肺や脊髄にも近い腎臓は癌になれば、転移しやすく、最も恐い癌のひとつです。
初期の腎臓癌の症状は血尿ですが、腎不全や腎臓結石でも血尿はあるため、症状から断言することの難しい部位です。
次に現れるのが、鈍痛やしこりですが、胃にも近いことから、胃が悪いのだろうと勘違いしやすいこともあります。
発見の手段としてはエコーやMRI、レントゲンなどでの検査がありますが、エコーの場合は、よほど癌が進行していないとわからないことが多く、あまり当てにはなりません。
一方のレントゲンは光る液体を飲んで腎臓の流れが悪い部位を見つけ出します。エコーよりは、発見も早いですが、他の腎臓疾患と区別はできません。
そこで、異常があればMRIの出番となるわけです。
いずれにしても高度な医療機器が必要で、その結果を見極める経験ある医師がいる病院での早期発見こそが治療への早道です。